高根町 「engawa café」木村洋子さん

自分探しの旅の末、八ヶ岳へ

高校時代から自分のやりたいことをやって、自由に生きてきた木村さん。アルバイトをしてお金を貯めては海外を旅行し、見聞を広めてきた。あるひと夏、小淵沢のペンションでバイトをし、稼いだお金でニュージーランドを放浪した。ウーフー(ファームステイ)システムを利用して各地の農園や家庭で生活し、食の大切さを実感。帰国後イタリアンのシェフになろうと決め、山梨や白馬、イタリアなど、場所を変えながら働いた。三〇歳になった時、本拠地を定めてイタリアンの仕事にしっかり取り組もうと一大決心し、小淵沢のホテルのキッチン部門に就職、八ヶ岳に移住した。
「横浜の都会育ちでしたが田舎暮らしが好きなので、全然苦にならなかったです。子供の頃から不思議と八ヶ岳に縁があって、家族旅行で来たことがあり、南アルプスの姿はとても心に残っていました。」
ホテルのキッチンスタッフとして働き技術を磨いている間に、夫となる豊さんと出会い、結婚。独立してお店をやりたいという夫の意向を汲んで、ホテルは退社した。

古民家カフェオープン

店舗探しは、大泉と高根を中心に地元の不動産屋さんに賃貸物件を紹介してもらった。いくつか見たなかで、前から通り過ぎるたびに気になっていた古民家にピンときた。骨董市めぐりが趣味の木村さんならではの、勘が働いたのか。
「古民家にこだわったわけではないんですが、佇まいがいいのと庭からの眺めがすばらしくて、二人とも気に入ってしまったんです。庭も広くて、気持ちよく暮らせるかなと感じたんです」
一階を店舗、二階を住居にし、自由にリフォ-ムをしていいとの条件で、すぐに話がまとまった。独立したらサポート役に回ろうと思っていたが、「ラーメンとスイーツの店」にこだわった夫は、ラーメン修業に出ていた。そのためオープン当初は木村さん自身が厨房に入り、イタリアン中心のメニューとなった。しっかり者の木村さんが、夫を支えてのスタートとなったのだ。

子育てに強い味方のコミュニティ作り

こうしてお店を始めて六年たち、今は夫とアシスタントが厨房を切り盛りし、木村さんは二歳半の息子さんの子育てを中心に、家庭を仕切っている。
「この一〇年位の間に八ヶ岳にはコニュニティができているんです。息子の保育園のママ友との交流が大切なものになっています。子供の送り迎えを融通し合ったり、お互いに助け合いながら生活しています」
同世代のママ友は心強い味方だ。また北杜市にはファミリーサポートシステムがあり、休日のベビーシッターを頼めたり、給付金制度もあったりして、子育て中の若い夫婦を応援している。このシステムを利用すれば、自分の時間も広がるだろう。
「最近、若い人たちの移住者が増えたのがうれしいです。仲間が増えてきたっていうか。八ヶ岳は野菜が新鮮なのが何よりだし、おいしいお店もたくさんできてきたので、外に食べに行くのもいいですね。都会に比べれば不便なこともあるけれど、自然のなかでゆったりと暮らせるので、八ヶ岳は子育てには最適の場所では」
オンとオフの区別のない、楽しみながら仕事もこなす生活が理想だと、木村さんは目を輝かせながら語ってくれた。

engawa café
山梨県北杜市高根町東井出155

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