キッチンオハナ。

古民家を改装したオシャレな建物、調度品、そして芸術的なランチプレートが売りの八ヶ岳No.1の自然食レストランです。



全国各地の自然食を食べ歩いたグルメ通の方々までもが絶賛する料理は、一品一品が尋常ではないこだわりの結晶でできており、何気ない料理1つにも無数の素材、調味料がg単位で計算されて使われています。

どれも動物性を一切使わない料理なのに、肉や魚をふんだんに使った高級レストランよりも美味しい料理。

料理の可能性を無限に感じさせてくれる数少ない名店の1つでしたが、なんと明後日12月2日をもって無期休業に入るそうです。

『冬季休業』(キッチンオハナ Facebookページより)

お店をしていく上で。
大切なのは、継続していくことだと思う。
良いことは、続いていくから価値があるから。
そのために、お金を稼ぎ、
売り上げを立てることは、必要なこと。
ただ、売り上げが目的になってしまうと、
同じ働くスタッフは、稼ぐ手段になり、
より効率性の高い仕事ばかりを
選択するようになります。
いつも時間がなくて、いつも疲れていて。
売り上げばかりをみてしまう。
あれ。
僕は何をしに、山梨に来たんだっけ、と。
なりたかった自分も、やりたかったことも、
全部忘れて、水が溢れないように、
取り繕うばかりの1年でした。
しばらく料理をお休みしようと思います。
オハナは、今週いっぱいで、冬季休業、
12月2日が最終になります。
再開は未定です。

人気抜群のレストランであっても、人気がないレストランであっても、それぞれ悩みはつきないもの。

オハナさんの休業はとても勇気のある決断であったと思いますが、一度自分自身のライフワークから距離を置くことはとても大事なことだと思います。

自分自身もまた、何度も文章を書くことから距離を取ろうと考えており、まだ実際に踏み出したことはないですが、いつかぱったりと発信活動をやめる日が来てもおかしくはないと思っています。


やつはグループでやっている農業活動もいよいよ今年度は締めくくりに入っています。

今年は2トン以上、お米も無事に収穫でき、はじめての農地の畑もとても良い出来でありました。


さすがに12月にもなると、ちらほら山から雪が降り注いできたり、霜が降りたりもします。それでも里芋も立派に育って無事にすべて収穫しました。

やつはの農業は、基本的には自給する分しか生産していません。余ったらご縁ある人々に分けたりしていて、農業活動全体は基本的には現段階だと赤字続きです。

でも、皆が集い、仲間や自然と交流するには必要不可欠な事業なので、今後も農業活動は続けていきますが、次にやりたいカフェなどのお店も都会でやるのと違い、この地域で黒字で経営するのは至難であると思っています。

農業もカフェも単体で独立しては経営という面では厳しいので、やはり資本主義経済が続く中では、母体となる会社が中心となって経営も管理し、グループで循環させていくことがしばらく大事だと思っています。

その中に学校や宿泊施設なども今後は含まれてくると思います。

好きなことを好きな人が経営を気にせずに継続していける環境や仕組みづくりにチャンレジしていきたいと思います。